崩れないクラスをつくる。

空は夜明け前が一番暗い。壁に当たっても前へ!

小学校の先生に向けに学級経営のポイントを紹介します。

乱暴な行動を続ける子がでた。悪循環の教育現場。子どもの問題行動 その1


空は夜明け前が一番暗い。 壁にあったっても前へ!

「どっかいけよー。入ってくるなー。」

4年生4月。先生が教室に入るなりK君が大声で暴言をはく。

T:    Kくん その言葉やめなさい。

これが初対面の先生の第一声だった。それでも暴言はひとしきり続いた。その後先生は毎日この子に振り回されることになった。

・叩くのやめてよーという友だちにコンパスを投げる。・・・止めに入る

・教室の机の上を歩き回る。 ・・・注意する

・授業中に立ち歩く。 ・・・注意する

・先生に暴言、蹴りかかる。 ・・・とめようと体で受ける。

保護者には連絡帳や直接電話で伝えてきた。しかし逆に指導の悪さを問題にされる。

「先生になってからうちの子はこうなった。先生から腕を掴まれたと言っています。」

「うちでは問題なくちゃんとやることやって過ごしています。」

「宿題はしないですけどそれは学校の問題ですよね。先生の指導でなんとかしてほしいと感じます・・」

 

先生はその度ショックを受け自分の対処は何が悪かったのかと自分を責める。しかし保護者は生活に問題を抱えているのだがそれはK君に限ったことではない。どの子も多かれ少なかれ何かの問題を抱えたり不得意なものや嫌いなものがある。K君はなぜ初めからこうだったのか。

 思い悩んだ先生は管理職に相談。職員会議が開かれ校内で体制を整えた。

その子がクラスでコントロールできなくなり授業を妨害したり他の子に危害を加えるときは連絡を職員室へ。連絡を受けたらKくんを別のルームにうまく連れ出し、別の先生が1対1対応でクールダウンさせる。

別の先生というのはその時授業に入っていない先生だが、その先生が一人もいない場合管理職が動く。しかしその先生がうまく対応できるとは限らずかえって状態を悪化させる場合もある。一方担任の先生は自分の無力を感じ他の先生に頼る毎日について申し訳なく日々悩む。今日は何時間目に荒れだすか?ビクビクする心境になる。

 別ルームの1対1対応で本人の友達関係や先生との関係家庭でのストレスなど何らかの大きな問題がある場合は、思いを十分出させて改善の方向を見いだすことができる。しかし思い当たるマイナスの状況や原因がない場合対処のしようがなくなってくる。

 Kくんが落ち着いて授業を受けるための改善策を探ろうとする時、1つには発達検査がある。本人が何に困っているかをあぶり出すことができ細かい対応を探ることができる。しかしこれを保護者が拒否することもある。この検査を受けるときには保護者の許可が必要だからだ。

「うちの子は家では普通に生活できます。そんな検査は学校の言い訳証明のようなものではないですか。受けさせません。」

こうなるとK君の暴力が起きた時にもぐらたたきのように対処するしかなくなる。学校に配置されている教員は数がギリギリなのでいつも人手が足りない。学校の複数のクラスでX君もYさんもと同じような問題行動があると大変になってくる。しかも困り感のある子どもはそれぞれに強い個性を持っているので、同じ1つのルームでK君X君Yさんと複数の対応をすることは火に油をそそぐような状態になる。

また、他の担任の先生は3人の問題行動のある子に疲弊している学校の状態があるから遠慮してクラスの困り感のある子を自分でなんとかしようともがく。しかしことが大きくなって物が壊れたりすると、なぜもっと早く連絡をしなかったのかと管理職から責められる。Kの担任の先生はそういう風に自分の指導の失態が他に悪影響を与えていると自分を責め同僚の先生方にも心を開けない。

「K君の対処があるから〇〇ができない。困ったね。」

などと囁かれたりすると八方塞がりとなり孤独感を強めていく。先生はついに力つきる。教育現場ではこのような状態が何年も続いている。過酷な現場の実態である。

 

このような悪循環を断ち切る方法は何か?

このブログの中で考えていきたい。