崩れないクラスをつくる。

空は夜明け前が一番暗い。壁に当たっても前へ!

小学校の先生に向けに学級経営のポイントを紹介します。

「つい手が出てしまう子」問題行動への対応  その2


空は夜明け前が一番暗い。 壁にあったっても前へ!

 

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その1より・・・

子どもはクラスの中に先生が作っている「規律」を感じ取る。

 何か悪いことをした時先生はよく見てるな。先生はこのことに気づいているかな。あらゆる場面でそのことを感じながら学校生活をしている。

  AがBをたたいたという事象

 その1ではつい手を出してしまうA本人が「手を出す自分」に気づいていない場合それをまず気づかせる手順を示した。

 

 その2では

・たたいてしまったことにAが気づいている場合

を考える。

 

【Aとの1対1の場】

T:   先生に何か言うことあるかな?

  A:  ・・・

T:   たたいてしまったの?

  A:   ムカついた

T:    ムカついたんだね。

  A:    ぼくのノート見てきたから

T:    ノートを見られて嫌だったんだ。たたいたことはどう思ってる?

 A:    悪いと思ってる。

T:    じゃあそのことBちゃんに伝えようか。

 

「あやりなさい」「暴力はダメだ」「手を出した方が悪い」とあまり何も聞かずにいきなりAを呼び出して叱るのは後々問題を大きくする。たかが「BがAのノートを見て それが気に食わなくてAがたたいた」こんな小さいと思われることでも結構問題を含んでいる。思わぬ方向に行って保護者を巻き込むと

「先生は何も聞かずわが子が悪いと決めつけた」と収拾ががつかなくなる。

 

背景にはこんなことがある・・

Bはノートを早くスラスラと書ける。Aはノートをスラスラ書けない。そして遅いなとBがAのノートを覗き込んだ。Aはスラスラ書けない自分にイライラしている。いつも家でも「ぐずぐずしてる!」と言われている。・・・・・

 

しかしこのことが偏った形で保護者に伝わると

「1年生の時からうちの子をたたいていじめてた」

「幼稚園時代からうちの子がのんびりしているのをバカにしてきた」

となる。

 

でも問題はそこではない。Aは自分につい手を出してしまうくせがあることを認識すること。そしてついそうなったら素直に謝ること。この2つを学ばせる。

 

Bは自分が優位に立った時手助けしよう。声をかけよう。そっとしておいてあげよう・・そういう気持ちを持つこと。そして相手に手を出された時痛かったよと伝えること。この2つを学ばせる。

 

こんな事象が毎日クラスの人数分だけ沸き起こってくる。しかし1つ1つは別物のように見えてもよく似ていることが多い。相手のことをどれだけ考えて生活しているか。この価値につながる事象がほとんどである。

 

個人名を言わずにお話としてクラスに話すと効果がある。

私も同じことがあった。

僕もよく似た性格だと

身に沁みる子が多くいるはずだ。

 

みんな未熟だけれどみんなで育っていこうね。を合言葉にしよう。

こういう先生の地道な指導がクラスの確固たる規律をつくる。