崩れないクラスをつくる。

空は夜明け前が一番暗い。壁に当たっても前へ!

小学校の先生に向けに学級経営のポイントを紹介します。

自己肯定感を育てる。その1 道徳3年「がんばりじまん」から考える。


空は夜明け前が一番暗い。 壁にあったっても前へ!

 

ある日の道徳3年の授業を参観した時のこと。導入部分で先生に

「自分のいいところはありますか?」ときかれて即座に

「いいところなーい」とたくさんの子が答えていて愕然とした。

その後の授業展開と考察はこちら↓
 

さて「自己肯定感」をどのように育てたら良いのだろうか?スポーツや芸事などの習い事をたくさんしている今の子ども達は数字やレベルに支配されている。

スイミングにはタイムがあり

ピアノ・習字・そろばん・・空手・柔道・剣道・・これらには級や段があり

上へ上へと目指させる塾もある。

野球・バスケット・バレー・・サッカー・ソフトボール・・団体スポーツにはレギュラーとか控えとかがあり・・

コンクールなどでも優劣がつく。

 

大人になる前にいろいろなことに挑戦させ眠れる才能を開花させたいと思うのが親心だが、大人の目から見ても私たちが生きている世界は「自己肯定感」を持ちにくい環境だと言っていいと思う。特に得意なスキルがないならばどういう気持ちで毎日を生きていけばいいのだろうか。

 勝ち負けや数字では表せない価値のあるものが自分の中にはあると気づかせるのは家庭や学校の大きな役割である。またいろいろな学習や活動をする中で子どもの素晴らしさがあったらそれを見つけその子や周りに知らせてあげるのは教師の大きな仕事だ。

 

低中学年で「いいとこみつけ」という活動がある。友だちのいいところを見つけて教えてあげるがまずはひとり3人ぐらいを書かせてみる。

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先生はその日に集めたら一旦持ち帰り全員に行き渡るかどうか調べてみる必要がある。集計すると人気者に偏って1枚ももらえない子が必ず出てくる。 この中に自己肯定感を持ちにくい子が隠れている。だからこのように初めに伝えたらいい。

 

T「クラスの子のいいところをいっぱい見つけられる人はとても賢い人です。そして優しい人です。普段気がつかないその人の良さを見つけてあげて伝えてあげましょう。その人は元気になりますよ。」 

 とはいえ目に見えない「いいところ」にはどんなものがあるのか・・・

自分がどれだけ羅列できるか書き出してみた。

 

・人やものに対する力を持っている

   人を助けることが上手

   人に説明するのが上手

   人を楽しませることが上手

      遊びを見つけることが上手

   生き物の世話をするのが上手

   何かを見つけるのが上手

   壊れたものを直すのが上手

   状況を冷静に伝えることが上手

   思いを文章で伝えることが上手

 

・自分に対する力を持っている

   我慢して何かをすること

   根気強く何かをすること

   ごちゃごちゃを整理すること

   周りを綺麗にすること

   できないことに挑戦すること

   ルールを作ること

   作戦を立てること

   夢や目標を持つこと

   プラスに考えること

   前もって危険なことがわかること

   しっかり食べること

・表現する力を持っている

   字をきれいに書くこと

   豊かに歌うこと

   豊かに楽器を弾くこと

   豊かに絵を描くこと

   材料を使って何かを作ること

   おしゃれな組み合わせを考えること

   おいしい料理を作ること

   体をうまく動かすこと

 

 

まだまだ続く・・目の前にいる子ども達はどんな良さがあるか先生が見つけることから始めよう。いいこと見つけで1枚もカードをもらえない子がいたら先生が書いてカードに忍ばせ本人に伝えたい。

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授業中でも休み時間でも掃除時間でも給食時間でも 失敗を叱るときもいいところを見つけて伝えよう。そして友達のいいところをたくさん見つけられる人が素晴らしい人だと伝えよう。そして子どものいいところをたくさん見つけられる先生になろう。

 その2 高学年の算数の授業から考えてみた。↓

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