崩れないクラスをつくる。

空は夜明け前が一番暗い。壁に当たっても前へ!

小学校の先生に向けに学級経営のポイントを紹介します。

ゴミが散乱・机が無秩序・よどんだ空気の教室問題 


空は夜明け前が一番暗い。 壁にあったっても前へ!

荒れた学級はとにかく汚いです。そして空気がよどんでいます。

4月に担任したクラスの子どもたちが教室をきれいにすることに無頓着の場合、新しくリセットされた教室もすぐにこのようになります。子ども達は前学級で秩序を学べない環境にあったからだと思います。

具体的に言うと次のようにな状態です。

・床にゴミが落ちている。

・比較的大きいゴミを落としても拾わない。気がつかない。

・机・椅子が無秩序。

・椅子を入れないで下校。

掲示物の画鋲が外れ垂れ下がっている。あるいは破れている。

学級文庫が乱雑になっている。

・体育袋・給食袋などが落ちている

・雑巾かけに雑巾が汚いまま丸まってかけられている。

・黒板が白く濁っている。

イレイザーがチョークまみれになっている。

 こうなっている場合単に「きれいにしなさい!」と先生がガミガミ言っても子どもは動きません。

対処方法

1.  先生自身がものすごく綺麗好きになる。

朝ガラッと教室に水入りバケツを持って入り、まず教卓の上を雑巾で水拭きし先生の机周りを整理整頓します。次に黒板を隅々までからぶきし、黒板下を水拭きしてイレイサーをきれいにします。次に黙々とゴミを拾います。そして授業に入ります。これを1ヶ月毎日続けます。この間放課後にでも教卓近くの教師用の棚を整理整頓します。少しずつ「先生綺麗好きだな」と思わせます。(ホントはどうか神のみぞ知るです。)

「先生綺麗好きだな」と誰かが言うはずです。

1ヶ月後、多分何人かの子どもが手伝ってくれるようになっています。もし一人も手伝う子がいないなら黙々と続け、ある日「ちょっと手伝って」と言ってみます。手伝ってくれたら

「ありがとう。きれいになったな」

「たすかりました。ありがとう。」

・・そして、もしそれを言う前に気付いてきれいにしてくれてる子がいて、朝黒板がきれいだったら

「いやあ 誰がしてくれたのか、きれいな黒板だなあ」・・ニヤニヤしているのが本人です。

「綺麗だとなんか嬉しいんだよね」と言います。

これで大丈夫。もしかして・・・・・先生自身にも綺麗のくせがついているかもしれません。

2.  清掃指導を徹底する。

もちろんこれだけでは綺麗で清潔な教室にはなりません。

清掃指導は大変労力のいる仕事です。かつ清掃指導には指導技術がつまっています。掃除時間にフラフラしている子どもは結構多く漫然と時間が過ぎ掃除をしたことにしています。こういう子は雑巾がけをやりたがりません。一方真面目な子は一生懸命掃除をします。この不平等にきちんと指導が入らなければならないのですがおろそかにして済ませている先生が実に多いです。

無理もありません。家庭では掃除機や使い捨てのペーパーモップなど便利グッズがあります。洗浄のための薬品も汚れの種類によって売られています。学校ではほうきとバケツと雑巾が主です。しかも場所は物も多く複雑です。どうやったらいいか分からないのも無理はありません。ですからしっかり学年に応じた指導が必要です。しかしルーティンワークなので覚えさえすれば時間内に綺麗になり終わることができます。

数少ない掃除を真面目に取り組む子と共に楽しそうに拭き掃除をします。掃除終わり3分前に〇〇さん掃除上手だね・・と声をかけ「終わったらちょっとこれ手伝ってくれる?」と雑巾をわたし一緒ににちょっとした棚の部位などを拭きます。「ありがとう。君は幸せになれるよ。」と笑います。この子は嬉しくなって家に帰って親に話すでしょう。これを子どもを変えてやっていると少しずつ先生と掃除する子が出てきます。そして満を辞して全体指導に入ります。まず

道具に不備がないか数は足りているのか

伝えている手順が効果的であるか

伝えている分担が平等であるか

 この3点を掃除する場所ごとに精査しましょう。その上で1時間使ってたっぷりと教えます。

 雑巾の絞り方ですがここが1つのポイントです。2つに折って拭く面が真っ黒になったら裏返し表裏を変えて合計4回拭けることを伝えると子ども達は

「汚い面を触るの気持ち悪い!」と必ず言います。

ここでひるんではいけません。実演してみせます。

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「手を綺麗に洗えばいいんだからね。雑巾が真っ黒になった人はそれだけココを綺麗にできた人だよ。そしてバケツの水で綺麗に汚れを落として雑巾をピカピカに戻します。見ててね。・・・」

雑巾をバケツ内で綺麗に洗い、ここで手を見せます。雑巾も綺麗になり手はほんのり赤くなります。

「ほら仕事をした時のいい手の色だ!」と先生自身のの手を絶賛します。

その後子ども達に実際にやらせて、僕の方が赤いよよか私の方が赤いとかいって自慢するとしめたものです。

ほうきは隅の方にあるゴミをどれだけ取れるか競争のようにしたら張り切ってやります。最後にホウキの毛先についたゴミまで取ったら終了です。そして掃除時間はワイワイ言いながら先生自身も一緒にすることです。腕組みをしながら監視しているだけでは掃除問題は解決しませんし、いつまでたってももめ事が多く時間通りにできず綺麗になりません。

ここは真剣に取り組まねばなりません。掃除に力を入れているクラスはあまり荒れません。一生懸命掃除を行なった午後からの授業は、空気が変わり驚くほど清々しく取り組めものです。このようにして少しずつ乱れている箇所を整えてていけるはずです。

 

 

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