崩れないクラスをつくる。

空は夜明け前が一番暗い。壁に当たっても前へ!

小学校の先生に向けに学級経営のポイントを紹介します。

僕の先生厳しいでしょ。 学級びらきから50日ですること その6


空は夜明け前が一番暗い。 壁にあったっても前へ!

自主学習を子どもの宿題に据える先生が増えています。本当の自主学習をできる子はほんの一握りです。何も指導せずにいきなり「なんでもいいから自分で決めて学習しなさい」と言ってこんな風に口頭で、

T: ・・・・例えばわからないなと思ったことを調べるとか

授業でもっと調べたいと思ったことを詳しく調べるとか

自分の苦手なものを復習するとか・なんでも構いません・・・・・・・・

 

 といって先生が示すのですが、「これを学習しよう!」と思いつく子は本当に少数です。しかもこの手の宿題は親を困らせます。時間がたっぷりあって子どもの教育に広い心を持ちかつ熱心な親は、色々なアイデアを出してフォローできるでしょうし「自学が宿題?いいね!」と張り切って子どもより熱心に調べ学習するでしょう。

しかし調べることにドンピシャな書籍が家にはあまりありません。そこでネットを頼ります。

今理科でやっている地球温暖化でも調べたらいいんじゃない?

ほらここにあるから読んでごらんよ。

 そこは情報が詰まっています。大人でも理解できないような専門用語や数値、グラフ、統計、まだ習っていない世界の国々など。仕方なく子どもはその中でわかる事だけピックアップしてノートに写します。子どもなりに全体がつかめていないのにノートにどう表現するかビジョンも何も持てません。つまりネット情報を咀嚼する力をまだ見につけてないということです。

オゾン層って何?

これに正確に答えられたらいいけれど・・・教養のある親であっても、今子どもが何をどのように学習して知識はどこまで持っているか各教科の中身や学習体系を知りません。ですからうまく答えられないはずです。

また相当分厚い基礎学習の土台と思考力と判断力と表現力とが培われてこないと子どもは、一人では昨今の教育論者が目指している本来の自主学習には届かないと思います。まして多忙な先生たちが40人弱の自学ノートを個人差に応じて評価するなどできるはずはないと思います。今行われている多くの自主学習は形を整えたそれらしき学習にとどまっているはずです。

 

f:id:You-will-find:20200725102455p:plain

 宿題を軽んじてはいけません。まずは音読 漢字練習 算数問題など作業がわかりやすいものを宿題に設定しきちんとやれるようになるまで自主学習は置いておきたいものです。その上で宿題を授業として学校で指導することをお勧めします。

このひと手間をかけることで2つの大きな効果が出てきます。 

1 . 以後の宿題の指導が半減する。

2 . 家庭学習への保護者の負担を減らす。

 1 . 以後の宿題の指導が半減する。

宿題の丸つけには先生の貴重な時間を多く費やします。1時間の指導で子ども達に叩き込みます。字の丁寧さ、漢字の間違い、線の引き方、小さなケアレスミス 余白の取り方丸つけの方法などを説明し1時間をかけてやらせてみます。そして、

「あまりにひどい場合はやり直しマークをつけます。それをもらったら次の日やり直しです」

と宣言します。

(やり直しマークは可愛いデザインで)

f:id:You-will-find:20200724165443p:plain

やり直しほど嫌なものはないのでたいていの子は頑張ります。もちろん1年間これをし続けていきます。すると少しずつ先生の赤ペンが少なくなりやり直しの子が減っていきます。

2 .家庭学習への保護者の負担を減らす。

保護者が先生のことを判断するのは連絡帳 宿題 通信 子どもの話です。それ以外は参観。この中で最も頻度の高いのが宿題です。我が子がきちんとでき、適切に評価されていれば信頼していただけます。あるお母さんが次のように話していたことがあります。

6年生になった途端、宿題の量が増えているんですが、それなのに字がずいぶん丁寧になってるんです。どうしてこうなってるのか嬉しくて不思議で尋ねてみたんです。すると次のように返ってて来ました。

「汚かったらやり直しなんだ。線も定規でないとダメなんだ。僕の先生、厳しいでしょ?」

と嬉しそうに答えました。子どもがやり方がわかっていて得意げで自慢してるみたいだったんです・・・・まだお会いしてないんだけどいい先生なんだなって思いました。

 

宿題は侮れない。

保護者が直接しかも毎日見ています。