崩れないクラスをつくる。

空は夜明け前が一番暗い。壁に当たっても前へ!

小学校の先生に向けに学級経営のポイントを紹介します。

懇談会資料 小学校中学年がなぜ大切なのか。


空は夜明け前が一番暗い。 壁にあったっても前へ!

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「小学校中学年は子どもがすごく変わるときだからおもしろい」といわれたり、反対に「反抗的でやりにくい」といわれたりします。だからこそこの9歳・10歳が、子どもの成長の『節』であり、思春期の大きな節である中学2年生と合わせて、この2つの『節』がその後の人生にとって大きな意味をなすといわれています。実際、私も多く学年の子どもたちと接してきた中であらためて『節』の重要さを実感しています。そこで子どもが目覚しく変わる中学年について考えたいと思います。

 

小学校中学年がなぜ大切なのか。

1.   小学校中学年はどんな特徴があるか。

身体の変化

身体に変化が起きてきます。走る・跳ぶ・投げるといった全身運動,  特に走る力・投げる力が目立って発達。また、手先の細かい動作が発達する時期(脳の発達とも関係)。食べ盛りの子どもたちです。性的な成熟の入り口(体の変化だけでなく心にも変化をもたらす)にさしかかります。

考える力にの変化

ものを考える力に変化が出てきます。抽象的なな思考が芽生え、過去・現在・未来という時間の捉え方ができるようになり、いろいろなものやことがらの歴史に対して関心が出てきたりします。

先のことを考えて今の自分を考えたりすることができるようになります。

大人が知っている難しいことを知りたい、宇宙の謎や科学のことをもっと知りたいというような知的好奇心が育ってきます。

何か一つ興味のあることに集中して取り組む力が伸びたり、自分だけでなく自分の周りの人や社会人が少しずつ見えるようになり、仲間の中での自分を意識し始めます。

自己主張

自分の考えが絶対だ!と言い張り理屈をこねます。その主張を一定受け止めてくれる人がいないと、この飛躍の時期の『節』を超えることが難しくなります。

社会性

社会性が発達し遊びも活発になり「親といるより友だちの方がいい」と言ってグループでいろんなことをしたがります。仲間の中で自分の存在を明かそうと一生懸命になります。

2.   小学校中学年では親や先生がどんなことに気をつけて子どもに寄り添えばいいか。

食事

体が変化し食べ盛りの時。「ああおいしかった!」と満足できる食事を用意する。

そして1日の生活リズムを大切にし、大人の都合での夜更かし、朝寝坊はなるべくさせないようにする。睡眠時間は8時間から10時間は必要です。

モデル

大人を意識し自分の未来の大人像を描く時。先生のようになってみたい、お父さんやお母さんのようになりたいと思う子や、あるいは正反対の気持ちになる子もでてきます。大人の子どもの時の話に興味を持血、以後大人がどんな風に生きてきたかなどを考えるきっかけにもなります。

仲間意識

友だちと一緒に遊び、行動し、わからないことを共にわかるようにすると言う経験が大切です。自分の存在の証をことのほか求めています。仲間の中で認められたい・・と強く思っています。子どもの頑張りを褒め、認め流ことがこれまでにもまして大切です。学級の中でも評価され認められる場を丁寧に作らなければなりません。「みんなの中での自分」と言う見方・社会性が、この時期で未発達の子たちの中には、中学2年生前後に不登校などの問題にぶつかることがあります。

体験

どんな小さなことでもいいので、何かに熱中する体験・困難に挑んでやり遂げると言う成就感を味わせてやりたい時期です。体を動かし汗を流しスポーツの楽しさを味わせることや、優れた芸術や文化への関心をを持たせるよう本物の文化に触れさせることも大切です。また、言葉が豊かになり読書に熱中する体験や自分のしたこと、思ったこと、考えたことを自分の言葉で作文に書くという営みも大切です。

3.    終わりに

ここまでの話で、小学校中学年は自立の階段を登り始めていることがわかります。こんな大切な時期だと周りの大人が意識して生活していくだけで、子育てに少し自信が持てるのではないでしょうか。叱りながら行動を規制したり修正するのではなく、子どもの考え始めている目を潰さないように元気付けていくように切り替えてみましょう。失敗はつきものですが失敗した後がとても大事です。子どもが目覚しく変わっていく時、大人も共に成長していきましょう。