集会で背の順に並ぶ時すぐに並べるクラスといつまでたっても並べないクラスがあります。集会は公の場ですから、短時間で並び座って待つ余裕が欲しいです。この余裕は子ども達を落ち着かせ
「私のクラスは早く並べた」
という小さな自信を持たせます。4月に素早く並ぶシステムを作りこの件は完了したいですね。
並ぶ時は先生が主導。一番初めの体育館体育の時に行います。
静かに並びましょう。 スタート!
がやがや
「はいやり直し。すわりなさい。」一言でも声が聞こえたらすわらせる。
「はい失敗です。今日はできるまで体育はしません。頑張りましょう。」
今から20カウントします。それまでに静かに並び終わりましょう。場所を変えて立つ。
スタート!
1-2-3-4-5-・・・・・・・・・23
はい失敗です。ばらばらにすわりなさい。場所を変えて立つ。
もう一度20で静かに並び終えましょう。スタート!
1-2-3-4-・・・・・・・・20
はいできました。今日の目標は達成です。
月曜の集会では19を目指しましょう。
これ大丈夫です。
次の集会では前に立って空で指サイン1・・・5・・・・10・・・・15・・とやる。
大概13ぐらいで並べるようになります。ニコッと笑ってOKサイン。
教師主導の良さは時間の縛りを厳しくできることです。ダメなら即やり直し。子ども達もこれが心地いいのです。しばらく続けてカウント7で並べるようになったら次の日の朝の会でこう褒めます。
T: 「静かに早く並ぶ」についてですが、4月11日にはカウント20だったのに、4月◯日でカウント7にできた。いいね。」
こんな小さなことですから大袈裟に褒めてはいけません。さりげなく褒めます。
さて学級の中だるみが出てきた頃になるとまた並び方が乱れる時期がきます。例えば私語が多くなりざわつく様子が見られたりします。大概は並び順を無視し、気の合う子と前後左右に並んで喋っています。
このことを見逃さず体育の時間に「並び順を変えるぞ」と号令をかけ背の順をはっきりして固定化し勝手に変えにくくします。公の場である集会での並び方が乱れ荒れるきっかけを作らないようにこの先手指導ができるかがポイントです。列の前は子どもに任せ先生は後列から整列状況を見守るように位置を取ることも重要です。
子どもに隙を見せないことは学級の正義を守ることなのです。